アトピーと呼吸の関係性|呼吸が浅いと症状が悪化しやすい理由とは?

「アトピーを改善するために食事や保湿には気を付けているのに、なかなか症状が良くならない…。」

そんな方は、普段の呼吸に目を向けたことはあるでしょうか。

一見するとアトピーと呼吸は関係がないように思えます。

しかし、呼吸が浅い状態が続くと自律神経のバランスが乱れやすくなり、結果として皮膚の状態にも影響を及ぼす可能性があります。

今回は、アトピーと呼吸の関係について解説します。

呼吸が浅くなる人が増えている

現代人はデスクワークやスマートフォンを見る時間が長く、猫背や巻き肩になりやすい生活を送っています。

この姿勢では胸郭(胸まわり)が動きにくくなり、肺を十分に膨らませることができません。

その結果、

・呼吸が浅くなる
・首や肩の筋肉が緊張する
・疲れやすくなる
・睡眠の質が低下する

といった状態につながります。

このような状態が長く続くと、自律神経にも大きな負担がかかります。

呼吸と自律神経には深い関係があります

呼吸は、私たちの意思でコントロールできる数少ない自律神経の働きの一つです。

ゆっくりと深い呼吸をすると、副交感神経が働きやすくなり、心身がリラックスしやすくなります。

一方で、浅く速い呼吸が続くと、交感神経が優位な状態が続き、体は常に緊張した状態になります。

慢性的な緊張状態では、

・血流が悪くなる
・筋肉が硬くなる
・睡眠の質が低下する
・疲労が抜けにくくなる

など、体の回復力が十分に発揮されにくくなることがあります。

アトピーと自律神経の関係

アトピー性皮膚炎は、皮膚のバリア機能や免疫機能が関係する疾患ですが、ストレスや睡眠不足によって症状が悪化しやすいことも知られています。

その背景には、自律神経の乱れが関わっている可能性があります。

呼吸が浅い状態では体がリラックスしにくく、ストレスを受けやすい状態が続きます。

また、血流が低下すると皮膚へ十分な酸素や栄養が届けられにくくなり、皮膚のコンディションにも影響する可能性があります。

もちろん、「呼吸を深くすればアトピーが治る」というわけではありません。

しかし、呼吸を整えることは、体全体の状態を整えるための大切な土台の一つと考えられます。

呼吸が浅い人の特徴

次のような項目に当てはまる方は、呼吸が浅くなっているかもしれません。

・肩で呼吸をしている
・口呼吸が多い
・猫背になりやすい
・肩こりや首こりがある
・ため息が多い
・寝ても疲れが取れない
・緊張しやすい

このような状態では、胸郭や横隔膜が十分に動かず、深い呼吸がしにくくなっています。

深い呼吸をするために大切なこと

深い呼吸をするためには、単純に「深呼吸をしてください」だけでは十分ではありません。

姿勢が崩れていたり、肋骨や背骨の動きが悪かったりすると、呼吸を深くしたくてもできないことがあります。

そこで大切なのが、

・胸を開くストレッチ
・背中や肋骨の柔軟性を高めること
・腹式呼吸を意識すること
・鼻呼吸を習慣にすること
・十分な睡眠を取ること

など、呼吸しやすい体づくりです。

特に横隔膜がしっかり動くようになると、お腹まで空気が入る感覚が得られやすくなります。

当院が考えるアトピー改善

当院では、アトピーを皮膚だけの問題とは考えていません。

姿勢、呼吸、自律神経、内臓の状態、睡眠など、全身のバランスを確認しながら施術を行っています。

呼吸が浅い方は、胸郭や背骨の動きが制限されていることも多く、その状態を整えることで呼吸がしやすくなり、「体が楽になった」「眠りやすくなった」と感じる方もいらっしゃいます。

ただし、こうした変化には個人差があり、すべての方に同じ結果が得られるわけではありません。

まとめ

アトピーは、皮膚だけをケアすれば改善するとは限りません。

呼吸が浅い状態では、自律神経が乱れやすく、睡眠や血流、体の回復力にも影響を与える可能性があります。

だからこそ、食事やスキンケアだけでなく、「しっかり呼吸ができる体」を目指すことも大切です。

毎日無意識に行っている呼吸だからこそ、その質を見直すことは体質改善の第一歩になるかもしれません。

アトピーの改善を目指すなら、皮膚だけを見るのではなく、姿勢や呼吸、自律神経を含めた全身の状態を整えていくことを意識してみてください。

ウィル整体院