
今回はスマホがどれだけ、どのように影響するかを自律神経との関連を
踏まえての内容をお伝えしていきます。
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2000年代に入り普及し始めたスマートフォン。
今では私たちの日常にかかせないものとなっていますよね。
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非常に便利で分からないことがあればすぐに調べられたり、暇つぶしにYouTubeやInstagram、動画配信サービスなどを見ることもできます。
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しかし便利すぎるがゆえに私たちの体や心は知らず知らずのうちに緊張状態になっています。
この緊張状態というのが不調の始まりであり、画面やSNSをチェックしたりすることで、脳は情報をたくさん取り入れて興奮状態になります。
この興奮で交感神経が刺激され続けてしまい、その結果リラックスするはずの副交感神経の働きが弱くなり自律神経の乱れに。
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ではこのスマホによる影響をいくつか挙げていきたいと思います。
①首・肩こり

代表的な体への影響としてまず首、肩こりです。
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特に夜、スマホを見ながら寝る姿勢は首や肩に負担をかけやすく、慢性的なコリや頭痛につながります。昔に比べ、デスクワーカーが増えたことにより一日中パソコンと向きあっていることで自然と巻き肩になっているんですよね。
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パソコンやスマホを操作する指が内に向くことで自然と肩が巻いてしまいます。気づいたらストレートネックということも。
酷いと神経痛のような痛みも現れてくるため注意が必要です。
②睡眠の質の低下

これも代表的ですよね。
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電気を消し、寝る直前に暗闇の中でスマホを見ている方も多いのでは?
このスマホから発せられるブルーライトの光により睡眠の質を下げているのです。
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ブルーライトには覚醒作用があり、本来眠るにあたり分泌される睡眠ホルモンであるメラトニンが、夜に浴びることでブルーライトの明るい光を昼と判断し、メラトニンの分泌が抑制されて眠れなくなります。
これにより体内時計のリズムが乱れて、自律神経の乱れる原因となります。
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最近では自律神経疾患の一つである起立性障害に悩まされている学生が増えており、よくよく話を聞いていくと夜間のスマホが関係していることも少なくありません。
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最低、寝る1時間前にはスマホを手放し、電球を暖色系に切り替えるなどで
自然な眠りを誘いたいですね。
③視力の低下・眼精疲労

最近では小学生を中心に視力が低下しつつあります。
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学校でのタブレット使用も始まったことに加え、自宅に帰って来てからは外で遊ぶよりも室内で電子機器を使って遊ぶことのほうが増えていることも大きく影響しています。
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成人であればスマホなどの画面を長く見続けたために目の筋肉がうまく動かなくなり、ものが見にくくなるといった症状のことをスマホ老眼といい、20.30代から始まります。
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このように長時間、至近距離で使用することから、視力が低下していきます。
またスマホを集中して見つめると、まばたきの回数が減少し、目が乾燥しやすくなります。これにより目の潤いが不足し、ドライアイや眼精疲労が悪化してしまいます。
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眼精疲労が進むと頭痛、めまい、吐き気などの症状も伴い、そこから自律神経の乱れに繋がるため注意したいところです。
うつ病

まさか精神状態にも?と思うかもしれませんが、スマホに依存してしまうことで、うつ病やうつ病に似た症状を引き起こすこともあります。
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その理由の一つとして考えられるのが、スマホによる継続的な脳への刺激です。
スマホを使う時間が増えるほど明るい画面や情報によって脳は刺激を受け続けることになります。その結果、脳が疲弊し、睡眠障害、イライラ、不安感などが起こりやすく、うつを引き起こしてしまうことも。
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またスマホを使用する中でも多いのがSNSを見ることです。
SNSの見過ぎは精神状態の不安定にも繋がります。もちろん良い情報ばかりではなく、ネガティブな情報も溢れています。
スマホと上手く付き合う方法

・使用する際は目から30cm離す
・続けてみるときは『1時間まで』
・見た後は外で体を動かし、遠くを見る
・寝室へは持ち込まない
・食事のときは、テレビ・スマホは消す など
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また最近ではスマホの設定機能に使用時間制限の設定をできる方法やFocusiというタイマーアプリがあるため、タイマーをセットしてその間はスマホをいじらないようにするなど、ゲーム感覚で初めてみるのもいいですね。
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スマホと上手く付き合う方法は人それぞれです。
スマホを完全に断つ必要はありませんが、少しスマホから離れることで
日頃の不調から解放されるきっかけになるかもしれません。
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まずはできることから始めてみましょう!
お電話ありがとうございます、
ウィル整体院でございます。