
生理中に血の塊が出てしまう…。
このような方は意外と多いと思います。
人によってはコブシぐらいの大きさの血の塊が出ることもあります。
そもそも論にはなりますが、生理時に血が出る理由としましては子宮内膜が大きく関係します。

低温期の時期にエストロゲンという女性ホルモンによって子宮内膜がだんだんと厚くなってきます。
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内膜の厚さも個人差があり、おおよそ6ミリから厚い人で10ミリを超えます。
この子宮内膜は高温期の時期に受精卵を迎えるために厚くなってくるわけです。
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受精卵が子宮内膜に潜り込むことで、着床をして妊娠となります。
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もちろん、ほとんどの生理周期は妊娠せずに終わるわけですので、この子宮内膜は剥がれ落ちていきます。
この剥がれ落ちたときに出血が起きるわけで、これが生理時の血になります。
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この時の血が塊になってしまうと驚くわけですよね。
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この血の塊が出てしまう原因ですが、子宮筋腫やポリープ、子宮内膜症、子宮線筋症などの疾患があると生理の血の量が増えます。
これによって、血の塊が出やすくなります。
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それ以外にもホルモンバランスの乱れなどでも起こりやすくなります。
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でも1番の理由は子宮の冷えが原因でおきます。
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血は液体ですから、温かいと液体になりやすく、冷たいと固体になりやすくなります。
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塊がでると血が固体になっているわけですから、冷えを疑うわけですよね。
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子宮の冷えがあれば妊活には確実に影響しますので、今回はこの生理時の血の塊を防ぐための対策をお伝えします。
①砂糖の入ったものを食べない。

東洋医学的には砂糖は体を冷やすと言われています。
特に精製砂糖、つまり白い砂糖が1番負担が大きくなりますので、この白い砂糖は確実に避けたいところです。
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使うのであれば商品名では「ラカント」と言われているようなエリスリトールを使用するほうが望ましいです。茶色の砂糖ですね。
エリスリトールは血糖値を上がりすぎず、体の負担も少ないですのでおすすめです。
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また砂糖はいろいろなものに入っていますが、特にパンなど小麦系の食品と砂糖の組み合わせは1番ダメージが大きいですのでこの組み合わせも避けたいところです。
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もし食べるのであればスーパーの安いパンは極力避けて、パン屋さんのパンのほうがダメージは少ないことが多いですね。
②深呼吸をする

子宮においても呼吸は非常に重要です。
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子宮は基本的には平滑筋という筋肉で構成されているものです。
子宮に限らず筋肉は酸素が不足している状態、いわゆる「酸欠」状態はパフォーマンスが落ちやすくなります。
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ですので、呼吸をしっかりして酸素を巡らせておくことは重要です。
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この時に深呼吸をしてもらったほうが良いのですが、効果を最大化するためには骨盤を膨らませるイメージで深呼吸をしたほうが良いです。
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骨盤を動かすイメージで呼吸を行うことで、子宮や卵巣の血流が活発化しやすくなりますので、ぜひ寝る前にあおむけになって、骨盤を動かすイメージで取り組んでみてください。
③シャワーで仙骨を1分程度温める。

仙骨というのちょうどお尻のところにある骨盤の中の一部分の骨の名前です。
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この仙骨には子宮や卵巣に関係する神経がたくさん通っています。
つまりここを温めることで神経の刺激につながり、結果的に子宮の動きや収縮がしやすくなります。
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ただ、カイロなどで長時間温めてしまいますと、逆に代謝を落とすことにつながってしまいますので、シャワーなどで短時間集中的に温めることがおすすめです。
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入浴時にシャワーを使って仙骨の部分を1分間集中的に当てるだけで大丈夫です。
簡単な方法ですので、ぜひ取り組んでみてください。
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子宮のコンディションは妊娠するかどうかにも大きく影響します。
そして生理時の血の状態は子宮のコンディションを測る一つの指標になります。
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その生理周期ごとに生理時の血の量や血の状態も変化しやすいですが、ぜひ観察しておいてくださいね。
お電話ありがとうございます、
ウィル整体院でございます。