【坐骨神経痛】家事ができないほどのしびれが、問題なくできるようになるまで

患者様

80代 女性 専業主婦

症状

・2年前からの右脚坐骨神経痛

・右足部外側 ふくらはぎに疼痛が出現する。

・朝起きた時に痛みが出現しているが、昼からになるとさらに症状がきつくなる。

・うつ伏せで寝ようとするときに痛みが出現する。

検査

・SLRテストは問題なし

・体幹の後屈痛

・肝臓・大腸での疲労

・L4、L5に反応が出現

・脊椎が亀背ぎみ。

・呼吸が浅い。

治療内容と経過

■1回目

脊椎調整(特に腰椎4番、5番)

呼吸の調整

肝臓 上行結腸の調整

頚椎1番の調整

両脚の股関節の可動域の改善。

間食が多かったので、糖質を減らすようにと伝える。

■2回目

症状が残存。あまり間食が控えられていないようだったので、再度控えるようにと伝える。

施術は前回と同じようにしていく。

■4回目

朝の痛みはやや軽減してくる。ただ昼過ぎてからの痛みは残存。水分摂取も促す。

■6回目

体幹後屈時の痛みは軽減。昼過ぎてからの腰部痛は以前として残存。

■9回目

昼過ぎに痛みがあったのが、夕方あたりまでは痛みが出にくくなってきた。腸を中心に施術する。

■12回目

一日を通して痛みが出ない日が出てきた。気を抜いて間食を食べ過ぎないようにと再度伝える。

通院ペースをあけて、様子を見ていくと伝える。

 

 

 

考察

この方の場合は年齢も80代と高齢となるため、やや時間がかかったパターンでした。このような方の場合ですと、そもそも体がエネルギーを作り出す力が弱まったり新陳代謝のスピードがゆっくりになっているなどの理由から、どうしても回復に時間がかかります。

そのため、自然治癒力を上げるために内臓疲労を改善させることも施術においては必須項目になります。

この方の場合は肝臓と腸が間食をしていたこともあり、かなり疲労状態でした。

間食を減らすようにお伝えして、内臓のコンディションを整えていくことで自然治癒力が以前の状態に少しずつ戻っていき、時間がかかりながらも症状の改善につながりました。

人間は誰しもが自然治癒力を持っていますので、本来ですと症状があっても自力でどうにか改善ができるわけですが、年齢や生活習慣によってだんだんとその力が衰えていくので、自然治癒力を取り戻すこともときには必要になってきます。

 

ウィル整体院