患者様
60代 女性 主婦
症状
・2ヶ月前から症状が出現。病院を受診するもなかなか症状の改善がみられなかった。
・右側の足の痺れ
・大腿部は全体的に痛く下腿部は外側のみ
・つま先までの痺れあり
・朝起き上がろうとするときに痛みが強くなる。
検査結果
・SLRでの挙上での可動域制限。
・立座位の前後屈痛み特になし
・腎臓 大腸にて反応。
・L5、S1での神経に反応
治療内容と経過
■1回目
脊椎調整・坐骨神経でのマニュピレーション調整
小腸・大腸・腎臓の調整
股関節の外転運動。足趾の牽引。
頚椎1番2番の調整
水分補給をまめにするようにと伝える。
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■2回目
やや朝起き上がろうとしたときの痛みは軽減してきているが、症状は残存。
前回の調整に加え、頭蓋の調整も入れる。
自然治癒力を上げるために小麦系の食品を減らすようにと伝える。
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■4回目
昼間のしびれは最初と比較して半分程度まで軽減。患側だけでなく健側も施術することでさらなる
改善を目指す。
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■6回目
歩行時の疼痛が軽減。大腸の硬さも和らいできている。
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■9回目
SLRの可動域はほぼ左右差がなくなる。忙しくなると、朝の痛みが強くなるときがある。
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■11回目
ほぼ症状が消失しているが、内臓疲労がみられるため通院間隔をあけながら、施術を継続する。
考察
どのような症状にも言えることですが、患者様ご本人の自然治癒力が低下している状態ですと、治療がなかなか前に進んでいきません。
一時的に施術にて改善が見られたとしても、すぐに前の悪い状態に戻ってしまいます。
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そのため、坐骨神経痛での患部の施術をおこなっていくことも必要ですが、それと並行しておこなうのが内臓治療です。この方の場合の本当の原因は内臓疲労にありました。
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この方の場合は、特に腸の疲労が著しい状況で、水分摂取や腸に負担のかかる小麦系を控えていただくことを実行していくこと、当初の予想よりも早い改善・症状消失がみられたのです。
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現代人の生活習慣で腸が疲労することは非常に多いです。みなさんも腸活に取り組んでみてはいかがでしょうか。
お電話ありがとうございます、
ウィル整体院でございます。